この度、FIFINEさんからダイナミックマイクAmpliTank K688を提供いただきました。

私は以前、X上で行われていたFIFINEさんのキャンペーンに応募し、AM6というコンデンサーマイクをいただいたことがあります。
このAM6はもともと小さなスタンド付きのマイクで重宝していたのですが、コンデンサーマイクということもあり、雑音を拾いやすいというデメリットがありました。

特に1人暮らしでなければ騒音対策は目下の課題です……


その点、K688はダイナミックマイクなので、雑音を拾いにくいのでは?期待が高まります!
ということで、今回はK688の紹介を中心に進めてまいります!


K688の外観
外箱・外観




外箱、内装ともにシンプルな感じでとても好印象です。
マイク本体の外観


AM6は少し派手目ないわゆるゲーミングマイクという感じだったので、こちらのK688の方が見た目的にも使いやすいマイクだと思います。
注意点としては、スタンドが付いていないため、使用する際はマイクスタンドもしくはマイクアームも一緒に購入する必要があります。



個人的にはデスクがスッキリするマイクアームがおすすめです。




最初の状態では、大きめのネジ穴が空いているので、同梱のネジを装着してマイクアームに対応した大きさのネジ穴に変換します。
実際の使用感
マイクアームに装着
今回、私は持っていたUranziのマイクアームに装着しました。
モニターアームにクランプテーブルを設置し、クランプテーブルにマイクアームを取り付け、手元にK688を配置。




もっと見た目がスッキリすればいいのですが…ここは個人的なデスクセットアップの課題です。


なお、マイク本体の重量が非常に軽いため、ガススプリング式のマイクアームであれば程よい位置に調節できないかもしれません。
ガススプリング式以外のマイクアームを使用するか、カウンターウェイト(錘)の使用を検討しましょう!
操作性
K688は接続用の端子が2種類(USB-CとXRL端子)あります。
私の環境では現在オーディオインターフェースやミキサーがなく、XRL端子を試せないため、今回はUSB-C端子のみのレビューです。
シンプルで非常に良いです。
操作系のノブはマイクそのもののゲイン(音量)とモニター用のヘッドフォン音量のみ。


しかし、ノブが背面にあるため、マイクを手元に向けながらの操作は非常に難しい。
もう少しノブに切り欠きや出っ張りがあればよかったのかも…と感じました。
とはいえ最初に設定すれば、そこまで動かさないポイントでもあります。
そして前面(上面?)にはミュートボタン。


場所も分かりやすく、押し込み式ではないタッチ式。
レスポンスも非常にいいです。
外観


主張しすぎず、どんなデスクにも馴染む外観だと思います。
今回は黒(グレー)を提供いただきましたが、K688のラインナップには白色も存在します。


デスクに合わせて好みの色を選べるのは、地味にポイント高いです。



黒一色のマイクって結構多いもんね…


音質
XLR接続を試していないので、100%のレビューはできませんが、普通にダイナミックマイクとして問題ありません。
このマイクを使えばここが良くなる!というものがあまりわからないのが正直なところですが、最近は音質や音色をさまざまなソフトで調整できます。
つまり、マイクとして「これはちょっとノイズが入りすぎ・・・」「これは音質があまりによくない・・・」ということがなければ及第点だと思うのです。
このK688に関していえば、音質に対してそのような気になる点は全くありませんでした。
試しにMac専用のDAWソフトLogic Proでマイクチェックもしてみましたが、USB接続で何も問題なく使用できます。
遅延も感じず、ダイナミックマイクなので、スタジオではない自宅でもノイズを拾うことはありませんでした。
マイクに近ければ音をよく拾い、離れると極端に小さくなる基本的なダイナミックマイクということで、うるさい我が家でも活躍しています。



コンデンサーマイクだと静かな部屋でなければ雑音を拾ってしまったりします!ノイズキャンセリング搭載だと音量が小さめになったりも……
まさに適材適所ですね。
反対に、がっつりスタジオ品質で楽器の生音を録音……といった使い方をするのであればコンデンサーマイクを買いましょう!
まとめ
K688は1万円前後という驚異的な価格ですが、ダイナミックマイクとして普通に使える商品でした。
多少気になるポイントもご紹介しましたが、いずれもちょっとの工夫で気にならないものであると思います。
「この音が欲しい!」というこだわりが今は特にない配信者の方や、DTMerの方は最初の一本に使うマイクとして最高だと思います!
気になった方はぜひ見てみてくださいね。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!