本ブログでは狭いデスクでもその魅力を最大限に活かせるデバイスを多く紹介しています。
その中でも特に人気があるのがミニPC!
デスク上でも従来のPCに比べ、圧倒的にスペースを取らない上にモニター裏に取り付ければ、実質一体型PCとして使用できます。
そんな最近盛り上がりを見せているミニPCメーカーの中でも有名なのが、MINISFORUMというメーカー。
高性能なものからコスパがいいものまで数多くのモデルがあります。
今回はそんなMINISFORUMというメーカーについてわかりやすく説明します。
イチオシのモデルや、よくミニPC関連で話題になるセキュリティやバックドア問題についても解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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MINISFORUMはどんな会社?
MINISFORUMは、その革新的なミニPCで注目を集めるメーカーですが、実際にどこの国の企業で、どのような製品を展開しているのでしょうか?
以下で詳しく解説します!
MINISFORUMの基本情報、会社について
MINISFORUMは2012年に設立され、中国の深圳を拠点としています。
「MINISFORUM 会社名」というキーワードで検索すると、Shenzhen Meigao Electronic Equipment Co.という会社名が出てきます。こちらは本国である中国での製造会社のようです。
MINISFORUMの日本語公式サイトの特定商取引法に基づく見てみると、Micro Computer(HK)Teck Limitedという会社が運営主体となっています。
こちらは香港に拠点を置く小売の会社でしょうか?日本ではこちらの会社が運営主体となっています。
調べてみると、Micro Computer(HK)Teck Limited株式会社は2023年に日本で登記されているようです。
これは日本において外国企業が取引する際、登記が必要ということで登記されたもののようですね。
国税庁提供のWebサイトで該当の会社の登記情報はちゃんと表示されていますので、大きな問題はありません。
MINISFORUMはさらに日本語公式サイトもあるので、サポート体制も比較的整っている印象です。
怪しい企業だと、登記されてなかったり、日本語の公式サイトが存在しなかったりするのでよく調べましょう!
製品のセキュリティ(バックドア、OSのライセンス)について
バックドア問題
中国製のPCでよく問題として声が上がるのが、PCにバックドアやマルウェアが仕込まれているといった問題です。
実際にこれらが仕込まれていると、個人情報の抜き取りにつながる恐れもあります。
当ブログでも他の中国製PCに関連して、過去に調査した記事があります。
本記事の内容では中国製Acemagic社製のPCにおいて、レビュー用の端末にマルウェアが存在していたというものです。
しかし、中国製のPC全てにマルウェアが存在しているわけでは当然ありません。
結論としてはMINISFORUMのPCにはバックドアが確認されたという情報はありませんでした。
導入されているWindowsのライセンスは?
MINISFORUMのミニPCは、多くのモデルでWindowsがプリインストールされているものと、OSが入っていないベアボーンのものとが選べるようになっています。
WindowsPCの場合は、リテールライセンスもしくはOEMライセンスなら問題ありませんが、ボリュームライセンスだと正規に導入されたものではない可能性が高く問題があります。
ミニPC界隈ではこのようなボリュームライセンスのWindowsがインストールされている例が実際にあるようで、注意すべき点の一つとなっています。
ではMINISFORUMはどうなのか?と言うと…
MicrosoftからPCの正式的ライセンスを持つWindows 10 Pro OSを提供しています。
引用元:https://www.minisforum.jp/pages/about-minisforum
公式サイトにもこのような記載があり、調査したところWindows11ProのOEMライセンスがインストールされているようです。
安心して使用することができます!
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MINISFORUMの人気モデルと特徴
MINISFORUMは安心して購入できそうなミニPCメーカー…とわかったところで、ではどのモデルが良いのか?という説明に移ります。
製品ラインナップはミニPCしかないとはいえ、その選択肢の幅は広く、ユーザーの用途に合わせた選択が可能です。
本記事では、特に注目すべきモデルとその特徴を詳しく解説します。
AtomMan G7 Pt
AtomMan G7 PtはミニPCながらディスクリートGPUを搭載し、ゲーマー用途にも対応しているモデルです。
正直このサイズでゲームに使えるのは異常とも言えます…。
性能面は非の打ちどころがなく、強いて言えば冷却面でしょうか?
この部分はサイズが小さいミニPCの宿命とも言える部分であり、どうしても筐体内に熱が篭りがちです。
しかし、冷却については多くのファンやヒートパイプを使用しており、小さな本体にかなりの工夫を詰め込んでいます。
本体が小さいから…と諦めるのではなく、できる限りの排熱性能を稼ごうという姿勢は好感が持てます!
項目 | 説明 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 9 7940HS (8コア16スレッド, 最大5.2GHz) |
GPU | Radeon™ 780M Graphics |
メモリ | 32GB DDR5 |
ストレージ | 1TB PCIe 4.0 SSD |
OS | Windows 11 Pro(ベアボーンも選択可能) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
拡張性 | 2.5インチSATA SSD/HDD×1 (最大2TB) |
ポート類 | |
– USBポート | USB4 ×2, USB-A 3.2 Gen2 ×2, USB-A 2.0 ×2 |
– 映像出力 | HDMI 2.1 ×1, DisplayPort 1.4 ×1 |
– その他 | 3.5mm オーディオジャック、LANポート (2.5Gbps対応) |
サイズ | 約168 x 120 x 49 mm |
重量 | 約760g |
電源 | 120W(ACアダプター付属) |
AtomMan G7 Ti/G7 Ti SE
AtomMan G7 Ti/G7 Ti SEは先ほどのATOMMAN G7 PTと方向性は似ており、ゲームもできるミニPCです。
大きな違いはIntel製のCPUとNvidia製のGeForce RTX4070を搭載している点です。
よりゲーム向きの構成となっており、ハイスペックが要求されるゲームも楽しむことができます。
デザインは好みが分かれるところですが、これ1台あればPCでの遊びから作業までほとんどのことがこなせる正にモンスターミニPCです。
ただ、ミニPCとしては若干大きいし重い&消費電力が大きいのは気になるところ!
項目 | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel® Core™ i9-14900HX (24コア[8P+16E]、32スレッド、最大5.8GHz) |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 (GDDR6 8GB) |
メモリ | DDR5 5600MHz デュアルチャネル (最大96GBまで増設可能) |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSDスロット×2 (各最大2TB、RAID 0/1対応) |
OS | Windows 11 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
拡張性 | M.2 SSDスロット×2 (各最大2TB、RAID 0/1対応) |
ポート類 | |
– USBポート | USB3.2 Type-A (Gen2) ×1、USB3.2 Type-A (Gen1) ×2、USB4 ×1 |
– 映像出力 | HDMI 2.1 (8K@60Hz/4K@120Hz) ×1、USB4 (8K@60Hz/4K@120Hz) ×1 |
– その他 | SDカードスロット×1、3.5mmコンボジャック×1、LANポート(1000Mbps) |
サイズ | 396.5×236×32.5 mm |
重量 | 約4.4kg |
電源 | 280W DC 19V (電源アダプター付属) |
Minisforum UM890 Pro
Minisforum UM890 Proは先ほどのモデルとは違ってゲーム向けではありません。
しかし、変わらず高性能なAMD製CPUを搭載しており、性能的には申し分ないと言えます。
何より注目すべきはそのコストパフォーマンスでしょうか。
10万円前後でこのスペックのPCが買えると言うのが何より驚きのポイントです。
モニター裏や壁、デスク裏にも取り付けやすいコンパクトなモデルでとりあえず見にPCが欲しい!といった方におすすめです。
項目 | 詳細 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 9 8945HS (8コア/16スレッド、最大ブーストクロック5.2GHz) |
GPU | AMD Radeon™ 780M グラフィックス (周波数2800MHz) |
メモリ | DDR5-5600MHz デュアルチャネル (最大96GBまで増設可能) |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSDスロット×2 (各最大2TB、RAID 0/1対応) |
OS | Windows 11 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
拡張性 | Oculinkポート×1、2.5Gイーサネットポート×2 |
ポート類 | |
– USBポート | USB4 ×2 (PD給電対応)、USB3.2 Gen2 Type-A ×4 |
– 映像出力 | HDMI 2.1 ×1 (8K@60Hz)、DisplayPort 1.4 ×1 (4K@240Hz)、USB4 ×2 (8K@60Hz) |
– その他 | 3.5mmオーディオジャック×1、Clear CMOSボタン×1 |
サイズ | 127×130×66.6 mm |
重量 | 約695.5g |
電源 | DC 19V (電源アダプター付属) |
Minisforum UM760 Slim
Minisforum UM760 SlimはMINISFORUMの中ではミドルクラスのミニPCです。
7万円程度でWindowsOS付きの高性能ミニPCが手に入ります。
日常的な業務やエンタメを楽しむ程度ならこのモデルでも全然問題ないです。
PD給電にも対応しているので、モニター等がPD出力に対応していたら、ケーブルの数を減らすことも可能!
デスク上のスペースを有効活用してしまいましょう!
項目 | 詳細 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen™ 5 7640HS (6コア/12スレッド、最大ブーストクロック5.0GHz) |
GPU | AMD Radeon™ 760M グラフィックス (RDNA 3アーキテクチャ、最大周波数2600MHz) |
メモリ | DDR5-4800MHz デュアルチャネル (最大96GBまで増設可能) |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSDスロット×2 (1TB SSD標準搭載、1スロット空き) |
OS | Windows 11 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
拡張性 | 追加のM.2スロットでストレージ拡張可能 |
ポート類 | |
– USBポート | USB4 ×1 (PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-A ×2、USB2.0 ×2 |
– 映像出力 | HDMI 2.1 ×1、DisplayPort 1.4 ×1、USB4 (Alt Mode) ×1 |
– その他 | 3.5mmオーディオジャック×1、2.5Gイーサネットポート×1 |
サイズ | 126.8×130×50 mm |
重量 | 約670g |
電源 | DC 19V (電源アダプター付属)、USB4経由のPD給電対応 |
まとめ
MINISFORUMは、中国発のミニPCメーカーであり、性能とコストパフォーマンスに優れた製品を多数展開しています。
高性能モデルからコスパ重視モデルまで、幅広い選択肢があるため、用途や予算に応じて最適なモデルを選ぶことができます。
セキュリティについては、特段注意が必要な情報もなく、比較的安全なメーカーと考えて問題なさそうです。
生産国に捉われず、どのようなPCでも不安な場合はOSのクリーンインストールやセキュリティソフトによるスキャンを心がけましょう!
ぜひ、自分に合ったMINISFORUMのミニPCを見つけて、快適なPCライフを楽しんでくださいね!
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