
Pollo.AIは動画生成AI初心者に最適?無料で使えるの?実際に使って調べてみた


PolloAIってなんかよさそう!
だけど動画生成AIを使うときの安全性ってどうなの?
みなさん、動画生成AIは使用していますか?
実際に使用してみると、どのモデルもそのクオリティの高さに驚きます。私もここ数ヶ月がっつり使い込んでいます。
ですが気になるのはその安全性。便利なのはよく分かりますが、本当に安全なのか?ということは気になりますよね…。
そこで私自身Pollo AIのCPP(クリエイティブパートナープログラム)に参加し、その機能と使いやすさについて実際に調べ、試してみました。



TikTokでAI猫の動画を作ってます。
そんな私がPollo AIは使えるのか、ポイントごとに検証します。
そもそも Pollo AI ってなに?





と言われてもピンとこない方も多いと思います。
運営元は?
開発元はCOCOSOFT TECHNOLOGY PTE. LTD.となっています。
HIX.AIというシンガポールの企業が運営元となっており、中国の深圳にもオフィスを構えているようです。
HIX.AI is a Singapore-based company with operations in both Singapore and Shenzhen. We’re transparent with our users and don’t sell or use your data.



動画生成AIはアメリカ系と中国系の2強体制なように感じます!
ポイントをざっくり解説
Pollo AI は、画像・テキスト・既存動画(Video-to-Video) の 3 種類を入力として受け付けます。
生成されるのは 5〜20秒程度の短い動画 です。
大体がWebアプリを通して1種類の生成AIモデルしか使えないところ、このPollo.aiは非常に多い種類のモデルが使用できます。
Veo 3、Kling2.0、Hailuo02、Runway Gen-3、Luma などなど 15 種以上の最新モデル が揃っており、UI 上で簡単に切り替え可能。
公式サイトによれば 利用ユーザーは 1,000 万人を突破 しているとのこと。



利用ユーザー数について正式な数字かどうかはわかりません…。
料金形態は?


料金はクレジット制で、フリー(無料)/ライト(月 15 ドル)/プロ(月 29 ドル〜) と段階的なプランが用意されているため、まずは無料枠で試してから…と言いたいのですが、無料枠ではほとんどのモデルが使用できません。
複数のモデルを使ってみるなら最低でもライトプランが必要です。
プロプランは最小で800クレジット月額29ドルからの申し込みが可能で、クレジットを増やすと月額料金も増えます。
使用するモデルによってクレジット消費量が異なるので、どのプランがいいと一概に言えないのが悩みどころ。
こんな人におすすめ
- 動画編集が苦手な個人クリエイター
- TikTok/YouTube Shorts へ 高頻度投稿 したいインフルエンサー
- 商品紹介・講座など 短尺 PR 動画 を量産したい企業担当者
- AI 動画をまずは無料で試したい初心者



特にメインで使いたいモデルが定まっていない初心者の方におすすめです!最終的に使っていく中で一番自分の動画制作スタイルに合っているモデルに乗り換えれば問題なし!
Pollo.AIの使い方
Pollo.AIのインターフェイスは日本語にも対応しており、比較的使いやすいです。
まずはサイトにアクセス&ログイン


Pollo.AIのサイトにアクセスすると、上のような画面が表示されます。
今回は画像から動画を生成するImageToVideo(I2V)を使ってみます。
動画を生成するモデルの選択


画像から動画を生成する操作画面です。
左上の「モデル」から様々なモデルを選ぶことができます。
たくさんモデルはあり、最新のKling2.1Masterなども選択できますが、高性能なモデルになるほどクレジット消費が多くなる点は注意です。
その中でもPolloオリジナルのPollo1.6というモデルはクレジット消費が少ない割に破綻なく映像が作られてコスパがいいです。
今回はこのPollo1.6を選択したいと思います。
画像の選定、プロンプトの入力、各種設定


今回は黒猫が幻想的な森を歩いている場面を作りたかったので、動画の素材となる画像を用意。
終了フレームは指定しません。
プロンプトは今回日本語で入力しました。
大体動画の生成に1分程度かかります。
完成!
以上の通り完成しました!そこまで精密なプロンプトを設定していませんが、自然に滑らかに動いています。
このようなシーンを複数組み合わせることで1本の動画作品になります。
分かりやすくするためにウォーターマークを右上に付けていますが、ダウンロードの際に外すことも可能です。
どういった動画生成AIモデルが使えるの?
Pollo.AIは、複数の動画生成AIが集約されたサービス(プラットフォーム)です。
モデル名 | 解像度 | 入力タイプ | 生成時間 | クレジット範囲 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Veo 3 Fast | 720p〜1080p | テキスト→動画 | 5s〜8s | 150〜170 | 高画質でリアルな動画に最適、Google製 |
Veo 2 | 720p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 5s〜8s | 180〜300 | 旧世代モデルだが安定した高品質 |
Pollo 1.6 | 480p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 5s〜10s | 5〜50 | 高速かつ安価で、初心者にも使いやすい |
Kling 2.1 | 720p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 5s〜10s | 20〜80 | 自然な動きが特徴 |
Pixverse V4.5 | 360p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 5s〜8s | 10〜30 | アニメ調、低コストで量産に適する |
Vidu Q1 | 1080p | 画像→動画 | 5s | 25 | 静止画ベースの演出に強み |
Pika 2.2 | 720p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 5s〜10s | 30〜150 | SNS向け高速生成が得意 |
Luma Ray 2 Flash | 540p〜4K | 画像・テキスト→動画 | 5s〜9s | 20〜130 | カメラ演出や3D感を重視したリアル描写に強い |
Hailuo 02 | 768p〜1080p | 画像・テキスト→動画 | 6s〜10s | 35〜70 | キャラのリップシンクや感情表現に強み |
Runway Gen-3/4 | 720p | 画像→動画 | 5s〜10s | 40〜80 | 映画的な加工に適したプロ向け |
これ以上もかなり多くの動画生成AIモデルを使うことができます。
しかし、デメリットもあり、基本的にそれぞれの動画生成AIモデルを個別に契約して使うよりも割高です。
ただ唯一Pollo1.6はかなりコスパよく使用できます。
KlingやHailuo、Veoなどと比べると、どうしても一歩落ちる部分はありますが、そこまで悪いものでもないです。
そのため、Pollo.AIを契約して基本はPollo1.6を使用しつつ、ここぞという場面でKling2.1やHailuo02を使用するといった使い方が可能です!



ショート動画制作者などであれば、かなりコスパに優れた運用が可能です!
Pollo AIは「コスパに優れたショート動画製作に最適なAIプラットフォーム
Pollo.AIは、複数の短い動画をつないでショート動画を作成するクリエイターに特にオススメだと言えるのではないでしょうか。
ショート動画クリエイターは、多くのシーンを制作する必要があるものの、バズを狙う必要もあり、平凡なシーンばかりを量産するわけにはいきません。
なるべく一貫性を保ったシーンを量産しつつ、見る人の目に留まるフックとなるシーンも作っていく必要があります。
そのような運用をしていると、どうしてもすべてのシーンにコストをかけるわけにはいかなくなります。
そういった場合にPollo.AIはコストを抑えながらも、全体的な品質を高水準にまとめ上げることができます
いちど使ってみて、もし用途に合わなかった場合でもいろいろな動画生成、AIモデルを試せるので、その経験も無駄にはなりません。
ぜひいちど使ってみてくださいね!!