NiPoGi(ニポギ)ミニPCの評判は?安全性を口コミから調査してみた

最近MiniPCが気になっているYuzuです。

小さいデスクでクリエイティブな作業もやりたい!

ということでM2MacMiniを導入しているのですが、MacはMacでできることに限りがあります。

さらにWindowsしか対応していないソフトは動かすのが手間なので、どうせならWindows搭載で性能の良いミニPCが欲しいなーと思ったり。

Yuzu

MacMiniは壁付けしているのでWindowsのミニPCも壁付けしたいとひそかに考えているところです。

その後、結局WindowsPCを自作し、デスク下に吊り下げました!

ミニPCを物色していると出てきたメーカーでNiPoGiというメーカーがありました。

本サイトではGEEKOM(ギコム)というPCメーカーを調査しましたが、このNiPoGiというメーカーの方が価格は安い…?

MINISFORUM(ミニスフォーラム)というメーカーについても調査しています。

NiPoGiも気になったので徹底調査してみました!

目次

NiPoGiってどんなブランド?

NiPoGiってどこの国?


NiPoGiはMiniPC Unionとしても知られる中国の深セン市のShenzhen Shanminheng Technology Co., Ltd.という会社が展開しているブランドです。

他にAceMagicKamrui、CTONEという名称のブランドでミニPCを販売しており、目的によってブランド名を変えているようです。

NiPoGiの一般的な評判は?

コンパクトで高性能なミニPCを提供することで知られており、最新のインテルやAMDのプロセッサを搭載し、幅広い用途に対応しています。

他のミニPCメーカーと比べても圧倒的に価格が安く、カスタム目的で購入する方もいらっしゃいます。

概ね好意的な評価が多いですが、私個人的にはNiPoGi製品を買うのは調べてからの方がいいなぁ…と思っています。

結論:PC関係に詳しくない方はやめといた方がいいかも…

NiPoGiを製造している会社の別ブランドPCでマルウェア発見!?

NiPoGiは中国のMiniPC Unionという企業で開発されていますが、この会社が保有している別ブランド「‎ACEMAGIC」のレビュー品へマルウェアが混入していたことが報告されています。

Tom’s HardwareというPC特化型のレビューサイトで以下のような記事が紹介されました。

The Net Guy ReviewsというYouTubeチャンネルから、「AceMagic製のミニPC「AD08」からスパイウェアが見つかった」というものです。

これはThe Net Guy Reviewsのレビュー担当者が明らかにしたもので、この他にも同じAceMagicの「AK1」や「S1」といった機種でもマルウェアが確認されたとの報告がありました。

Jon from The Net Guy Reviews YouTube channel claims to have found spyware inside the AceMagic AD08 mini-PC that he received for review. Other models, including the AD15 and S1, reportedly present similar spyware problems.

According to Jon, Windows Defender initially detected suspicious files from the recovery partition from the NVMe drive installed inside the AceMagic AD08, which the reviewer received through dropshipping from the Fulfillment by Amazon (FBA) service. 

https://www.tomshardware.com/desktops/mini-pcs/mini-pc-maker-ships-systems-with-factory-installed-spyware-acemagic-says-issue-was-contained-to-the-first-shipment

AceMagicは「初回出荷品に限ってこのようなことが存在しており、現在出荷している製品にはこの問題は存在しない」との声明を出しています。

実際にその後の製品に「悪意のあるソフトウェアが混入していた」との情報はありませんが、警戒するべきなのは言うまでもありません。

Yuzu

セキュリティソフトによるチェックは必ずするようにしましょう!

インストールされているWindowsはボリュームライセンスの可能性

NiPoGi製品のAmazon商品レビューを見ていると、「ボリュームライセンス」だったというコメントが見受けられます。

ボリュームライセンスとは企業向けにライセンスを一括販売することで、通常よりも安価にOSを入手できるライセンスのことです。

企業内でPCを大量購入した場合等に割り当てられるものですが、このライセンスを顧客向けに販売するPCにインストールしている可能性があります。

この行為はMicrosoftの規約違反であり、最悪の場合はOSの使用が事前の告知なくMicrosoft社によって停止させられることも考えられます。

と言っても以下のようにWindows11Proの「OEMライセンス」だったという声もありますので、この辺りの真偽は実際に購入するしか確かめようがありません。

購入するのであればOSのクリーンインストールをしたり、別のOSを入れて使用するのが一番安心です。

とはいっても安いし買って使いたい!おすすめのモデルは?

とは言いつつも、NiPoGi製品の価格とその性能によるコストパフォーマンスは大きな魅力です。

自宅での完全プライベート使用やカスタマイズ目的、しっかりとリスクヘッジをしての使用であれば最適な選択肢にもなるかもしれません。

そこでおすすめのモデルもこちらでご紹介します。

E1-N95

インテル第12世代N95とWindows 11 Proを搭載した高性能ミニPC「E1-N95」。

4コアCPUと高速DDR4メモリ、512GB SSDにより、日常作業から軽いクリエイティブ用途までサクサク動作します。

4K@60Hzの2画面出力に対応し、仕事効率も映像体験も大幅アップ。

手のひらサイズのコンパクト設計ながら、静音・省エネ性にも優れ、どこにでもスッキリ設置可能。

18ヶ月保証付きでセール時は30000円以下という、高コスパな一台です。

項目仕様
プロセッサIntel 第12世代 Alder Lake-N95(4コア/4スレッド、最大3.4GHz、6MBキャッシュ)
メモリDDR4(容量は記載なし ※商品説明では「高速DDR4」)
ストレージ512GB SSD(最大2TBまで換装可能)
グラフィックスIntel UHD Graphics
OSWindows 11 Pro(プリインストール)
無線通信2.4G/5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2
外部映像出力HDMI 2.0 ×1、DP 1.4 ×1(最大2画面同時出力、4K@60Hz対応)
ポート類USB 3.0 ×2、USB 2.0 ×2、3.5mmイヤホンジャック、Ethernet、有線電源ポート、(VESAマウント付属)
サイズ100.5 × 100.5 × 40 mm(手のひらサイズ)
重量約260g

E1

先ほどのE1-N95より性能は劣るものの、さらに格安となるモデル。

Yuzu

2万円超くらいです。

E1シリーズは一般的なミニPCよりもさらに小さいようで、まさに手のひらサイズ。

小型化すればするほど冷却効率と性能との戦いになるので、これくらいの性能の方がもしかしたらよいのかもしれません。

項目仕様
プロセッサIntel 第12世代 Alder Lake-N150(4コア/4スレッド、最大3.6GHz、6MBキャッシュ、TDP 約6W)
OSWindows 11 Pro(プリインストール)
※Ubuntu / Linux / Win11 Home / Win11 IoT もサポート
メモリ8GB DDR4(最大16GBまで換装可)
ストレージ256GB M.2 2280 SSD(最大2TBまで換装可)
グラフィックスIntel UHD Graphics(Intel 7プロセス採用)
映像出力HDMI 2.0 ×1、DisplayPort 1.4 ×1
※2画面同時 4K@60Hz 出力対応
ポート類USB 3.2 Gen2 ×2(10Gbps)
USB 2.0 ×2
ギガビットLAN(RJ45)×1
3.5mmイヤホンジャック ×1
無線通信Wi-Fi 6(最大160MHz対応、Wi-Fi5より約3倍高速)
Bluetooth 5.2
サイズ10 × 10 × 4 cm
重量約274g

‎AK1PLUS

AK1PLUS

普通に見るとスペックは飛び出ているものはないのですが、驚くべきはその価格。

なんと1万円台でこのPCが購入できてしまいます。

いやはやなんとも恐ろしい…

項目仕様
プロセッサIntel N95
メモリ8GB DDR4
ストレージ256GB SSD
グラフィックスIntel UHD Graphics
OSWindows 11 Pro
無線通信Wi-Fi 5 (802.11ac), Bluetooth 4.2
ポート2×USB 3.0、2×USB 2.0、2×HDMI、VGA、Ethernet、3.5mmイヤホンジャック
寸法‎12.8 x 12.8 x 5.2 cm
重量約780g

 AM06Pro

AM06Pro

NiPoGiの中でも高性能なモデル。

高性能といっても5万円くらいで購入できるのは驚異的。

ゲームは軽いのならぎりぎりできるかといったところ。

項目仕様
プロセッサAMD Ryzen 7 5825U
メモリ16GBor32GB
ストレージ512GB SSD
グラフィックスRadeon RX Vega8
OSWindows 11 Pro
無線通信Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
ポート2×USB 3.0、2×USB 2.0、2×USB-C、1×HDMI、1×DP、2×Ethernet(1G,2.5G)、3.5mmイヤホンジャック
寸法‎24.1 x 18.9 x 8.1 cm
重量940 g

GK3PLUS

GK3PLUS

先ほどのAK1PLUSからメモリが8GB→16GBになったモデル。

カラーリングも白基調となりホワイト系のデスクに合いそうです。

項目仕様
プロセッサIntel N95
メモリ16GB DDR4
ストレージ512GB SSD
グラフィックスIntel UHD Graphics
OSWindows 11 Pro
無線通信Wi-Fi 5 (802.11ac), Bluetooth 4.2
ポート2×USB 3.0、2×USB 2.0、2 ×HDMI、VGA、Ethernet、3.5mmイヤホンジャック
寸法13.3 x 13.3 x 4.6 cm
重量770 g

AK2PLUS

AK2PLUS

こちらはCPUがN100に変わっているモデルです。

こちらもセール時には1万円台で購入可能です。

項目仕様
プロセッサIntel 12th Gen Alder Lake-N100 (4C/4T, 最大 3.4 GHz)
メモリ8GB DDR4
ストレージ256GB SSD
グラフィックスIntel UHD Graphics
OSWindows 11 Pro
無線通信Wi-Fi 5 (802.11ac), Bluetooth 4.2
ポート2×USB 3.0、2×USB 2.0、2 ×HDMI、VGA、Ethernet、3.5mmイヤホンジャック
寸法‎14 x 14 x 4.7 cm
重量380 g

備考

どのモデルも圧倒的な安さを誇っていますが、不具合報告もそれなりにあるようです。

ですが、サポートの対応が迅速なようで、すぐに返品交換対応等をしてくれるみたいです。

ちなみにどれも18ヶ月は無料保証が付いてきます。

ある程度トラブルを許容できる時間と心の豊かな方は試してみる価値ありそうですね!

ちょっと待って。もっと自由に遊びたい人には「ラズパイ」もあり

ラズベリーバイ

ここまでNiPoGiやGEEKOMなどのミニPCを紹介してきましたが、実は「もっと安くて自由にいじれる」選択肢もあります。

それが、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)というシングルボードコンピュータ。ケースに入れればめちゃくちゃオシャレなミニPCにもなります。

ラズパイケース

スペックは控えめですが、自作NASやVPNゲートウェイ、小型のLinuxサーバーなど、用途を限定すれば驚くほどコスパが高く、いわば「いじって楽しい派」の究極系とも言えます。

  • 本体価格は1万円以下のモデルも
  • OSやソフトは自分で入れる必要あり
  • ファンレス・超小型で設置性も抜群

ただし、人気モデルは価格が高騰していたり、互換品が混じっていたりするので要注意。

モデル別の価格や選び方、注意点については以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

トラブルがあっても、どうにかできる知識がある方にはコスパ最高なNiPoGi。

カスタム前提、動作確認用のサブ機としても一定の需要はありそうです。

気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

デスクのカスタマイズを推し進める20代後半の会社員。
家の造作デスクへ穴を空け、モニターアームを設置してテレワーク環境を構築。そこから小さいデスクの可能性を追求するように。

デスクトップにM2MacMiniと自作のWindowsミニPC。
持ち運びにはMacBookPro。
キーボードはHHKBType-SとMXMechanicalMini、MXKeysMiniを日替わりで使用。マウスはMXMaster3sがお気に入り。
デスクの可能性を広げる様々な取り組みやガジェットを紹介しています。

2025年には動画生成AIでのコンテンツ作成を本格的に開始。
作成したAI動画がYouTube Shortsで10万回再生を記録。
PolloAIのCP(クリエイティブパートナー)でもあり、生成AIについての情報も今後発信予定。

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