QCY H6 Ultraレビュー|LDAC×ANC最大60dBを1万円台前半で。正直に使ってみた感想

※本記事はQCYより製品を提供いただいた上でのPR記事です。ただし、文中の感想・評価はすべて実際に使用した上での忖度なしの内容です。

こんにちは、Yuzuです。

今回はQCYのオーバーイヤーヘッドホン「QCY H6 Ultra」(カラー:ブラック)を提供いただきました。QCYといえばこれまで当ブログでもMeloBudsシリーズのイヤホンを紹介してきましたが、ヘッドホンのレビューは今回が初めてです。実際に使い込んでみて感じたことを、正直にまとめます。

Yuzu

1万円台前半でLDAC対応・ANC最大-60dB・100時間再生というスペックを詰め込んできたモデルです。実際どこまで「本物」なのか、確かめてみました。

✅ この記事でわかること

  • QCY H6 Ultraの音質・ノイズキャンセリングの実際の効き具合
  • 空間オーディオは「好みが分かれる」というリアルな感想
  • ボタン操作のしやすさと、惜しいと感じたポイント
  • 271gという軽さが装着感にどう影響するか
  • 勉強・作業に集中するための「静寂ツール」としての使い方
  • 1万円台前半のヘッドホンとして「買い」と言えるかどうか
目次

結論|正直レビューするとこうなった

音質・ノイズキャンセリング・バッテリーのすべてが1万円台前半という価格を超えてきていて、「良い時代になったな」と素直に思えるモデルでした。

QCY H6 Ultraが向いている人

  • 通勤・移動中などでしっかり静寂に包まれたい人
  • カフェや自宅で集中できる環境を自分で作りたい人
  • ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を求める人(LDAC対応)
  • バッテリー残量を気にせず使いたい人(最大100時間)
  • 映画やゲームで立体的な音場を楽しみたい人

向いていないかもしれない人

  • 音楽鑑賞中心で、空間オーディオの演出は不要だと感じる人
  • ボタン操作よりタッチ操作に慣れている人

はじめに|QCYとH6 Ultraについて

QCYは、1万円以下の価格帯で驚くほど高機能なワイヤレスイヤホンを展開してきたブランドです。当ブログでも「MeloBuds N70」「MeloBuds N60」を紹介してきましたが、今回の「H6 Ultra」はイヤホンではなくオーバーイヤー型のヘッドホン。QCYとしては本格的に上位モデルに挑んできた1台という位置づけです。

イヤホンとヘッドホンでは、求められる技術も製造コストもまったく違います。ドライバーのサイズを大きく確保できる分、低音の鳴り方や音場の広さで有利になりやすい一方、側圧や重さの調整、ANC用のマイク配置など、イヤホンにはない設計上の難しさも増えます。QCYがそこにどこまで本気で挑んできたのか、という視点でも見てみる価値があるモデルです。

スペック

項目内容
製品名QCY H6 Ultra
カラーミッドナイトグレー(ブラック)/アイボリーホワイト/アンバーオレンジ
本体重量約271±2g
ドライバー40mm(中低音)+13mm(高音)の2ウェイ設計
対応コーデックLDAC、SBC、AAC(ハイレゾオーディオ/ハイレゾオーディオワイヤレス対応)
ノイズキャンセリングPureSilenz™ 適応型ANC、最大-60dB、10マイクアレイ
ANCモード自動適応/通勤/室内/室外/風切り音低減(専用アプリ「QCY Audio」で切替)
BluetoothBluetooth 6.0、3台同時マルチポイント接続対応
バッテリー最長100時間(ANCオフ)/61時間(ANCオン)、10分急速充電で7時間再生
空間オーディオ6軸ジャイロスコープ搭載、頭の動きに連動した立体音場
有線接続付属オーディオケーブルでの有線利用も可能

音質|「コスパ」という言葉だけでは片付けられない仕上がり

40mmの中低音ドライバーと13mmの高音ドライバーを組み合わせた2ウェイ設計で、高音から低音までのバランスが良く仕上がっているという印象でした。スペック上はLDAC対応・20Hz〜40kHzの広帯域再生と、数字だけ見ても十分優秀ですが、実際に聴いてみても「数字通り、いやそれ以上」と感じる仕上がりです。

率直に言って、価格を知らずに聴いたら1万円台前半のモデルとは思わないはずです。

ただし1点注意しておきたいのが、LDACはAndroid側の対応が前提のコーデックだという点です。iPhoneなどiOS端末ではLDACが使えず、AAC接続になります。高音質を最大限に引き出したい場合は、手持ちのスマホがLDACに対応しているか事前に確認しておくと安心です。

ノイズキャンセリングは「今まで使った中で一番」

最大-60dB・10マイクアレイのPureSilenz™ ANCですが、これまで使ってきたイヤホン・ヘッドホンの中でもっとも効いているという印象です。多少の雑音であれば、本当に聞こえなくなるレベルでした。

イヤホンと違って耳全体を覆うオーバーイヤー型ということもあり、物理的な遮音性も相まって、静寂に包まれる感覚はイヤホン以上に強く感じます。電車やカフェなど、周囲の音が気になる場面で特に効果を実感しやすいはずです。

仕組みとしては、高性能チップと10マイクアレイを組み合わせたハイブリッド方式で、うち8基がANC専用マイクとして周囲のノイズをリアルタイムに検知・解析しています。マイクの数が多いほど万能というわけではありませんが、今回の体感とスペックの作り込みは一致している印象でした。

Yuzu

専用アプリ「QCY Audio」で通勤・室内・室外・風切り音低減など、シーンに合わせてANCモードを切り替えられるのも地味に便利でした。

空間オーディオは「好み」が分かれる

6軸ジャイロスコープによる空間オーディオ機能も搭載していますが、正直なところ、自分はそこまで好みではありませんでした。音楽によっては、音の中身が少しスカスカに感じてしまう場面があったからです。

ただし、使いどころを選べばかなり効果的だとも感じています。ゲームをプレイしているときは立体音響がしっかり効きますし、映画を観るときは臨場感がぐっと増します。「音楽鑑賞では切る、映像コンテンツでは入れる」くらいの使い分けがちょうど良さそうです。

意外な活用法|勉強・作業用の「集中ツール」として

音楽や動画を楽しむためのヘッドホンとして使うのはもちろんですが、自分の場合、勉強や作業に集中するための道具として使う機会が一番多いかもしれません。

前述の通り、ANCの効きが今まで使ってきた中で頭ひとつ抜けている感覚があるので、周囲の音を強制的にシャットアウトして、自分だけの静かな空間を作り出せます。

  • カフェなど、周囲の話し声やBGMが気になる環境に持ち出して集中する
  • 自宅で家族の生活音や外の騒音が気になるときに装着する
  • ノイズキャンセリングだけをオンにして、無音・無音楽の状態で作業に没頭する

イヤホンのように耳の穴へ直接差し込むタイプではないので、長時間つけていても耳の中が蒸れたり痛くなったりしにくいのも、集中用途として使ってみて感じたメリットです。耳栓代わりの感覚に近いものを求める人には、特に相性が良いと思います。

Yuzu

音楽を聴くためだけでなく、「静寂を作り出す道具」として持っておくのも十分アリだと感じました。

装着感とデザイン

側圧と軽さ

装着した瞬間は、側圧がやや強いかなという印象がありました。ただし、つけているうちに気にならなくなっていったので、最初の締め付け感だけで判断しない方が良さそうです。

本体は271gと軽量設計ですが、その軽さゆえに、手に持ったときに「少し頼りない、壊れないかな」という不安をわずかに感じる場面もありました。実際に壊れやすいという話ではなく、あくまで持った瞬間の感覚的な話です。

デザインとロゴ

正直、ロゴ自体のデザインは少しダサいかなと感じていました。ただ、ブラックカラーだとロゴがほとんど目立たず、むしろ洗練された印象になります。ロゴの主張が気になる方は、ブラックを選んでおくのが無難かもしれません。

ボタン操作

本体のボタンが多めに配置されているため、手元での操作自体はしやすい部類だと思います。ただ、使い続けてもどのボタンがどの機能か、なかなか覚えきれませんでした。ボタンに突起などの形状差があれば、指の感覚だけで判別できて、もっと直感的に操作できたのではと感じています。

バッテリー|日常使いで困ることはまずない

公称では最大100時間(ANCオフ)・61時間(ANCオン)の再生に対応していますが、実際に使ってみてもバッテリー持ちは想像以上でした。日常的な使用の範囲で、充電切れを心配する場面はほとんどありません。

10分の急速充電で7時間再生できる仕様なので、万が一充電を忘れていても、少し充電スタンドに置いておくだけでその日をしのげるのも安心材料です。本体内部は2×750mAhのバッテリーを積んでおり、満充電までの時間は約2.5時間。毎日の通勤・通学で使う分には、週1回程度の充電で足りる計算になります。

◎ 良かった点

  • 価格を超えてくる音質バランス(高音〜低音)
  • 今まで使った中で一番と感じるノイズキャンセリング
  • 勉強・作業用の「集中ツール」としても優秀
  • 想像以上に長持ちするバッテリー
  • ブラックカラーはロゴが目立たずデザインも良い

△ 気になった点

  • ボタンの配置に慣れるまで時間がかかる(突起があれば尚良い)
  • 装着直後は側圧をやや強めに感じる
  • 軽さゆえに持った瞬間はやや頼りなく感じる
  • 空間オーディオは好みが分かれる(ゲーム・映画向き)

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よくある質問

MeloBudsシリーズ(イヤホン)とどちらを選ぶべき?

持ち運びやすさ・軽さを優先するならMeloBudsシリーズのイヤホンが向いています。一方で、ANCの効きや音の厚みを最優先したいなら、オーバーイヤー型のH6 Ultraの方が一枚上手だと感じました。通勤バッグに余裕があるかどうかも、選ぶ際の判断材料になりそうです。

有線接続でも使える?

付属のオーディオケーブルを使えば、Bluetoothを介さない有線接続にも対応しています。バッテリー切れ時や、遅延を避けたい作業中などにも使える仕様です。

マルチポイント接続は使える?

仕様上は3台まで同時接続に対応しています。PCとスマホを行き来するような使い方をする人であれば、デバイスをまたぐたびに接続し直す手間が減らせるはずです。

まとめ

音質・ノイズキャンセリング・バッテリーと、どれを取っても高いレベルでまとまっていて、これが1万円台前半で買えるのは素直に「良い時代になったな」と感じさせてくれる1台でした。

ボタン操作や装着直後の側圧など、気になる点がゼロではありませんが、どれも使っているうちに気にならなくなる範囲です。本格的なオーバーイヤーヘッドホンへの入り口として、十分おすすめできるモデルです。

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この記事を書いた人

デスクのカスタマイズを推し進める20代後半の会社員。
家の造作デスクへ穴を空け、モニターアームを設置してテレワーク環境を構築。そこからデスクの可能性を追求するように。

デスクトップには自作のWindowsPCで、持ち運びにはM4MacBookAir。
キーボードはHHKB。マウスはそこまでこだわりないけどMXMaster3sがお気に入り。
デスクの可能性を広げる様々な取り組みやガジェットを紹介しています。

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