
SHARGE Retro67 急速充電器レビュー┃デスクに置けるかわいいミニMacintosh風PDチャージャー

こんにちは、Yuzuです。
今回は、SHARGEのかわいい急速充電器 SHARGE Retro 67 をレビュー。
見た瞬間に心を奪われるMacintosh風のレトロデザイン、正面に配置されたブラウン管風ディスプレイ、そして流れる「デジタルレイン」アニメーション。
単なる充電器ではなく、机に置いて楽しめる“インテリアガジェット”とも言える存在です。
最大67W出力・3台同時充電・多重保護システムなど、実用性もしっかり確保。
今回は私が実際に使った感想に加え、ネット上のユーザーの声も紹介しながら、この充電器の魅力と注意点をまとめていきます。

SHARGE Retro 67とは?

Retro 67は、中国・深セン発のブランド「SHARGE(シャージ/旧Shargeek)」が手掛けるGaN急速充電器です。USB-Cを3ポート搭載し、スマホ・ノートPC・イヤホンなどを同時に最大3台まで急速充電可能。単ポート使用時は67Wの高出力に対応しており、MacBook ProやNintendo Switchも余裕でカバーします。
本体デザインは往年の名機「初代Macintosh」をオマージュ。小さなスクリーンにはリアルタイムの電力表示と独自の「デジタルレイン」演出が流れ、まるでサイバーパンク世界のUIを触っているかのような没入感を味わえます。ガジェットの充電すらエンタメに変えてしまう、唯一無二の存在感を放っています。
主なスペック
最大出力 | 67W(単ポート使用時) |
---|---|
複数ポート出力 | C1+C2:45W+20W / C1+C3:45W+20W / C2+C3:15W / 3ポート同時:45W+15W(合計約60W前後) |
ポート数 | USB-C×3 |
対応規格 | PD 3.0, QC 4.0, PPS, SCP, FCPなど |
入力 | 100-240V対応(海外利用OK) |
保護機能 | APS(アクティブプロテクションシステム)搭載:過電流・過電圧・過熱・短絡保護 |
サイズ・重量 | 約57×39×41mm/約120g前後 |
ディスプレイ | リアルタイム電力表示+「デジタルレイン」アニメーション |
プラグ | 折りたたみ式プラグ |
保証 | 12ヶ月保証 |
実際に使ってみたレビュー
良かった点
デザインと存在感

まず言いたいのはとにかく可愛い!!
机の上に置くだけで雰囲気が変わります。充電していない時に机の上に置いておけるのもメリット。
無骨なデザインが多い充電器の中で、デスク上に出しておけるRetro67は貴重な存在です。
また、ディスプレイにはリアルタイムのワット数が表示されるため「今何Wで充電しているのか」がひと目でわかるのが地味に楽しいポイントです。
さらに遊び心として、コンセントに刺した状態で充電先の機器が接続されていないときは「デジタルレイン(Matrix風の緑の文字列)」が流れる演出もあり、ただの充電がちょっとしたイベントになります。
ガジェット好きなら、これを見ているだけでもニヤニヤしてしまうはずです。
充電性能

実際にMacBookProを接続したところ、しっかり60W超の出力を確認。充電スピードは純正アダプタと遜色ありませんでした。

これでこの小ささは神やね…!!
スマホやタブレットも組み合わせて同時充電しましたが、ポートごとにきちんと割り振られ、表示上でも45W+20W程度とほぼスペック通りに動作しました。
3台同時接続時はさすがに出力が分散し、表示では57W前後に落ち着くことが多かったです。ただしスマホ+イヤホン+ノートPCといった組み合わせでは実用上ほぼ問題なし。
普段使いには十分すぎる性能です。


気になる点
発熱と使い勝手
高負荷で長時間使うと、本体が結構熱を持ちます。
触れなくなるほどではありませんが、夏場に使うのは少し気になるレベル。
Amazonのレビューでは熱を持ちすぎて端子部分がとけたといったレビューもありましたが、私が使用する限りではそのようなことはありませんでした。
しかし、熱くなるのは事実。コンパクトな筐体に詰め込んでいるため、放熱性能は少し低いのかもしれません。
大きめのType-Cケーブルは差しにくい


ケーブルの差し込み口が上部にコンパクトな形で集まっているため、大きめのケーブルだと刺せない場合があります。



一応、私の手持ちのケーブル類では大丈夫でした。
標準的なUSB-Cケーブルなら大丈夫ですが、変換アダプタを噛ませるなどの使用方法では、ケーブルが刺せない可能性が高いです。
折りたたみプラグが出しにくい


折りたたみプラグは起こすために力が必要です。引っ掛ける場所があまりないので、爪を立てる必要があります。折りたたみ式プラグは持ち運びに便利ですが、引き出しにくいという声もあります。私も実際に使ってみて「爪で引っ掛けないと出しにくい」と感じました。
日常で頻繁に出し入れする人には少しストレスになるかもしれません。
壁のコンセントに刺すとちょっと不恰好


そもそもこの充電器は壁のコンセントに刺すことはあまり想定されていないのでしょうか?
壁面のコンセント差し込み口にRetro67を指すと、画面が上に向いてしまいます。横に向いてくれれば少し可愛かったのに…
ただ、おそらくデスク上の上むきコンセントに刺すことを想定されていたんだと思います。
このコンパクトさと両立させようと思うと仕方なかったのかもしれません。
USB-Aポートがない
USB-Cポートしかないので、古い機器には使いにくいです。
最近の電子機器であればApple製品をはじめUSB-Cが主流なので、困ることはありませんが、注意が必要なポイントです。
価格は少し高め
同価格帯で充電器を探せば、性能が良いものはたくさんあります。
同じ程度の性能であれば、3,000円台で手に入れることも正直可能です。
ですが、デザイン性とコンパクトさで考えると、この製品のようなものは少ないです。
そもそも、デザイン性を持った充電器自体が結構少ないので、この製品の個性が際立ちます。



なので、性能を追い求める人は別の充電器を購入したほうがいいです。
まとめ:Retro 67はこんな人におすすめ
- ノートPC・スマホ・イヤホンを1台でまとめて充電したい人
- 机の上に置いて「見せるガジェット」を楽しみたい人
- 海外出張や旅行でも安心して使える高出力充電器を探している人
- 逆にUSB-Aを多用する人や、発熱を極力避けたい人にはやや不向き
SHARGE Retro 67は、ただの充電器ではありません。
レトロデザインとサイバー感あふれるディスプレイ、そして67W出力という実用性を兼ね備えた「机の上に置きたくなるガジェット」です。
価格は少し張りますが、その分“使う楽しさ”と“所有欲”を満たしてくれる一台と言えるでしょう。