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TOPGROのミニPCは買って大丈夫?評判と信頼性を徹底検証

デスクツアー記事を作成しました

目次

TOPGROとは何者か?静かに注目を集める“謎のPCブランド”

引用元:https://topgro.shop/

聞き慣れないブランド名…

最近、Amazonで「TOPGRO」という名前のPCを見かけることが増えてきました。

聞き慣れないブランドではあるものの、そのスペックは他のミニPCよりも高いです。

Core i9-13900HやRTX4060を搭載したミニゲーミングPCが、10万円台で購入可能。サイズは手のひらほどで、省スペース性にも優れています。

知名度は低いながら、スペックと価格のバランスからじわじわと注目を集め始めています。

なぜTOPGROが気になる存在になってきたのか

TOPGROの注目度が高まっている背景には、他社ではなかなか見られない価格性能比の高さがあります。

同じようなスペックで大手メーカーの製品を探すと20万円を超えることがほとんど。

にもかかわらず、TOPGROのT1 ProやS1シリーズは、RTX搭載モデルでも10万円台に収まる場合が多く、しかもAmazonで購入可能。

「聞いたことのないブランドでも試してみたい」と考える層が確実に増えています。

安さには理由がある?

もちろん、懸念点もあります。

そもそもTOPGROはどこの企業か?という情報が非常に乏しく、ブランドの歴史も見えてきません。

公式販売サイト(topgro.shop)は存在しますが、日本語対応していません。

仮に不良があった場合の返品や保証を考慮するなら、Amazon経由での購入が圧倒的に安全です。

未知のブランドを選ぶことには常にリスクが伴いますが、それでも試してみたいと思わせるのは、スペックと価格が明確な魅力を持っているから

保証面でもAmazonのポリシーが働くため、最低限の安心は担保されていると言えるでしょう。

製造国・企業の正体は?

製造国は中国

TOPGROというブランドについて調べると、明確に記された企業情報は非常に限られています。

販売サイト(topgro.shop)は存在しますが、運営会社名の記載はなく、特商法に基づく表示もありません。

公式サイトのWhoAreWe?を進んでみると、GEEKOMのサイトに移動するため、GEEKOMの関連会社とも考えられます。

そのため、中国・深圳(Shenzhen)を拠点とする事業者である可能性が高いです。

実体の見えにくさが懸念されるが…Amazon経由であれば大丈夫?

公式サイトの不透明さは不安要素です。

しかし、Amazonを通して購入すれば話は変わります。初期不良や不具合があった場合、Amazonの返品ポリシーや購入履歴からのサポート依頼が利用できるからです。

さらにAmazonでは「3年保証」の記載があり、一部ユーザーは故障時に交換対応を受けたとの報告もあります。

実際、海外ブログ「Scargill’s Tech Blog」では、LEDパネルの故障に対して無償で交換パーツが送られたという事例も掲載されているため、購入経路をAmazonに限定すれば、実体不明なブランドでも一定の安心材料を得ることが可能です。

ブランドの信頼性をどう評価するかは“対応の姿勢”がカギ

明確な企業情報が出てこない点は、国内メーカーと比べれば明らかにマイナスです。

ただ、Redditやブログレビューで報告されているように、少なくとも初期対応の速さや柔軟性は評価されています。

本当に買ってよいのか?

TOPGROのような新興ブランドを選ぶ際は、「ブランド名」ではなく、「実際の対応」「購入ルートの安全性」「ユーザーの実体験」といった現実的な要素を軸に判断することが求められます。

その意味では、公式サイトを避け、Amazonなど信頼できるチャネルを利用することで、ある程度は安心して購入することができます。

海外レビューで見えた実力と弱点

Scargill’s Tech Blog:丁寧な検証と“予想外の対応の良さ”

技術系ブログ「Scargill’s Tech Blog」では、TOPGROのミニPC(i9-9880H / GTX1650)を実際に導入し、使用感や内部構造まで詳細にレポートしています。印象的なのは、製品のトラブルに対するメーカーの対応です。

購入から数週間後、フロントのRGBライトに不具合が発生したものの、TOPGROは即座に無償の交換パネルを送ってきたとのことです。

“The pretty lights at the front of the unit developed a fault weeks after purchase but the company readily volunteered to send a replacement light panel FOC without any hassle.”
── 引用元:Scargill’s Blog

製品そのものは高性能で、静音性や拡張性にも満足している様子が伝わってきますが、内部のSATA端子の位置が説明書と異なるなど、細部に若干の粗さは見られました。

Reddit:実使用者が語る、軽量ゲームなら問題なしの性能

Redditでも、TOPGRO製品の体験談が共有されています。とくに初めてゲーミングPCを購入したというユーザーの投稿は参考になります。ミニPCモデル(おそらくT1 Pro)を使って「Divinity: Original Sin」をプレイした際の感想として、次のような内容が投稿されています。

“I played some Divinity Original Sin a couple of days ago and it didn’t even act like it was struggling.”
── Reddit: r/MiniPCs

この投稿からも分かるように、GPU非依存の軽量ゲームにおいてはパフォーマンス面での不安はほとんど感じられていないことが伺えます。

また、ユーザーによっては内部にM.2 SSDや2.5インチHDDを増設し、メディアサーバー用途としても使っているケースがあり、拡張性と静音性のバランスも好評です。

Amazon.com:多くのレビューは性能満足、冷却面の声も散見

Amazon.comでのTOPGRO製品レビューを見ると、特にT1 ProやS1ノートPCに対しては、スペック通りの性能がしっかり発揮されていることへの満足感が多く寄せられています。

一方で、スリープ状態でもファンが回り続ける、RGBライトが常時点灯するなど、制御ソフトが弱くカスタマイズ性に欠けるという声も見受けられます。

また、「ファン音がやや大きい」という指摘は高負荷時に限られており、通常使用では静音性が高いという評価が大半です。ノートPCタイプのS1シリーズも、重量感はあるものの動作の安定性や排熱処理についてはおおむね好評です。

使用感の全体評価:ハードは優秀、ソフトは課題ありかな?

これらのレビューを総合すると、TOPGROのPCは性能と拡張性、冷却機構など“ハードウェア面ではよく作り込まれている”ことが分かります。一方で、RGBの常時点灯やスリープ時ファンの挙動など、ソフトウェア制御面では課題を残しているという評価です。

特に「大手メーカーのような安定したエコシステム」は期待できないため、設定や運用に少し手間がかかる可能性はあります。それでも、パーツ構成や価格を見れば、少しの手間を厭わないユーザーには大きなメリットがあるといえるでしょう。

おすすめモデルを紹介

T1 Mini PC:静音&高性能を求めるライトゲーマーに

TOPGROの中でもっともバランスが取れているのが、T1 Mini PC(第12世代 Core i7-12700H / RTX 3050Ti 搭載)です。手のひらに載るほどのコンパクトサイズながら、CPUは14コア20スレッド構成、グラフィックスにはGDDR6対応のRTX 3050Tiを採用しており、フルHDゲーミングはもちろん、軽めのクリエイティブ作業にも対応可能です。

内部は静音設計とされており、レビューでも「高負荷をかけてもファン音が気にならない」という評価が目立ちます。加えて、HDMI×2、USB4 Type-C、Wi-Fi 6E、2.5Gbps LANなど、インターフェースも充実しています。

一方で、RGBライトの制御ができず常時点灯するなどの細かい仕様面では好みが分かれるかもしれません。

静音性・パワー・拡張性のバランスを重視する人に最適です。

T1 Pro Mini PC:RTX4060搭載で本格派も安心

より本格的なゲーミングや動画編集、AI処理などにも対応したいなら、T1 Pro Mini PC(Core i9-13900HK / RTX 4060)が候補に上がります。現行のTOPGRO製品群の中では最上位に位置し、DDR5 5200MHzメモリを採用することで処理速度も一段階上の領域に入っています。

Amazon.comのレビューでも、Call of DutyやCyberpunk 2077など重量級タイトルを中~高設定で快適にプレイできたとの声が確認できます。冷却性能もデュアルファン+大型ヒートシンク構成で安定しており、性能と静音性を高次元で両立している印象です。

価格はTOPGROの中では高価ですが、それでも他社の同スペック製品と比べればコストパフォーマンスは際立っています。

S1ゲーミングノート:外出先で重作業したい人へ

据え置き型ではなく、ノートPCでTOPGROを検討するなら、S1ゲーミングノート(Core i9-9880H / GTX 1650)があります。16インチ120Hzディスプレイを備え、32GBメモリ・1TB SSDを標準装備。ゲーム用途だけでなく、動画編集や3Dモデリングなどの重作業もこなせる仕様です。

このモデルの魅力は、ノート型でありながら排熱とパフォーマンスの安定性を両立している点にあります。Amazonレビューでは「重量はあるが、そのぶん内部設計が堅牢」「バッテリー駆動ではなく、電源接続時にフル性能を発揮する」といった評価が多く、“動かせるデスクトップ”としての実用性を評価する声が見られます。

一方で、タッチパッドやキーボードの質感にはあまり期待できず、据え置き使用を前提とした選び方が理にかなっているでしょう。

K3 Fanless Mini PC:完全無音PCを求める人に

騒音ゼロの環境を求めるなら、K3 Fanless Mini PC(Core i7-1255U)という選択肢もあります。このモデルはファンレス設計で、完全に無音。オフィス用途やファンの音が気になる夜間作業、リビングでの常時稼働用として非常に優れた選択肢です。

さすがにゲーミング用途には向きませんが、4K動画再生やマルチディスプレイ環境には対応しており、静音性と低消費電力を重視する層に支持されています。レビューでも「音がまったくしないことに驚いた」「セカンドPCとして完璧」という意見があり、使い方が明確な人には非常に魅力的な製品です。

どのモデルを選ぶべきかは“用途”で決まる

TOPGROのPCは、製品ごとの狙いが明確に分かれています。ゲーミング・編集用途ならT1 Pro、バランス重視ならT1、外出先での重作業にはS1、静音・低負荷用途ならK3。重要なのは、スペックだけを見て判断するのではなく、「自分がどのように使いたいか」を明確にすることです。

TOPGROは買っても大丈夫か?冷静に判断するための視点

保証とサポートは“Amazon経由限定”で期待できる

TOPGROのPCを検討する際、多くの人が最も気にするのは「本当に信頼して買ってもいいのか?」という点です。スペックや価格に魅力があることはここまでで見てきたとおりですが、それだけでは不十分です。実際にトラブルが起きたとき、適切なサポートを受けられるのか、保証は機能するのか。これが最終的な判断を左右します。

結論から言えば、Amazonで購入する限り、基本的な安心感は得られるといえます。Amazonの返品ポリシーにより、初期不良や配送ミスへの対応がしっかりしており、商品ページにも「3年間の品質保証」が明記されているものがあります。これはTOPGROが独自に提示している条件ですが、販売者との連絡が取れること、Amazonが仲介することにより、一定の実効性が期待できます。

一方で、TOPGROの公式サイトや他のECサイトからの購入は推奨できません。決済や言語対応、返品の可否などにおいて不透明な部分が多く、トラブル時に泣き寝入りするリスクがあります。サポート体制そのものが整っていないわけではありませんが、コミュニケーションに難がある場面が想定されます。

“大手並み”は期待せず、現実的なラインで見る

国内メーカーのように、電話窓口があり、製品登録制度があり、修理受付センターがある──そんなレベルのサポートをTOPGROに期待するのは現実的ではありません。それでも、先述のScargill’s Blogのように、メールベースで交換パーツを迅速に提供するなど、一定の誠意ある対応を示した事例も存在します

つまり、TOPGROは「完璧な対応」ではなく「最低限の実用的対応」が期待できるブランドであると言えるでしょう。その前提に立てるかどうかが、購入の是非を分けるポイントです。

こんな人にはおすすめできない

  • PC初心者で、トラブル時の自力対応が難しい人
  • ブランド信頼性を最重視する人
  • サポートを手厚く受けたい人
  • 初期不良に絶対に遭遇したくない人

こうした人には、国内メーカーやASUS、MSI、MINISFORUMといった知名度とサポート体制の整ったブランドを選ぶ方が安心です。

こんな人なら「試す価値あり」

  • PCスペックに対する理解がある中・上級者
  • 自分である程度トラブルに対応できる人
  • コストパフォーマンスを最重視する人
  • “人柱的”に新しい選択肢を試してみたい人

こうした層にとっては、TOPGROのラインナップは非常に魅力的です。特に、Amazonの保証を前提とすれば、そこまで大きなリスクを取ることなく「おもしろいPC」にアクセスできる選択肢と言えるでしょう。

リスクを理解したうえでの“選び方”が鍵

TOPGROのPCは、価格・性能の面で大きな魅力があります。一方で、ブランドの信用力やサポートの明確さにおいては、大手メーカーに及びません。その差をどう評価するかは、ユーザー自身の許容度に委ねられます。言い換えれば、「過度な期待をせず、割り切って試せるかどうか」がカギとなります。

まとめ:TOPGROは“コスパと挑戦心”のバランスを取れる人におすすめ

大手ではないが、選ばれるだけの理由がある

TOPGROというブランドは、まだ日本では知られていません。しかし、そのスペックと価格設定を見れば、なぜ注目され始めているのかが分かります。ミニPCながらハイエンドCPUと外部GPUを搭載し、最新の通信規格や豊富なポートを備える──この内容で10万円台は、国内大手メーカーではまず実現できません。

実際に使っている海外ユーザーのレビューからも、「しっかり冷える」「静か」「パフォーマンスは価格以上」といった声が多く、スペック上の数字だけではない“実使用の満足度”が感じられます。

リスクゼロではないが、Amazonという保険がある

TOPGROを選ぶ際にネックとなるのは、やはり企業情報の不透明さや、公式サポートの弱さです。ですが、ここまででも繰り返し述べてきたように、Amazonでの購入に限れば、初期不良対応や返品制度、購入履歴の追跡性といった“保険”がしっかり効きます

そして、実際にAmazonレビューや海外ブログでは、トラブル時にも柔軟に対応してもらえたという報告もあり、「聞いたことのないブランドだから絶対に危険」とは言い切れません。

向いているのはこんな人

  • ブランドにこだわらず、スペック重視で選びたい人
  • 自作PCや海外製品の使用経験があり、ある程度のリスクも理解している人
  • コストパフォーマンスを優先し、少しの調整や初期対応は自分でこなせる人
  • “一歩先の選択”に価値を感じる人

こうした人にとって、TOPGROは単なる格安PCではなく、「試してみる価値のあるブランド」となるはずです。

最後に:気になったらAmazonでスペックと価格を確認してみよう

TOPGROは、他のブランドにはない“価格と性能の交点”に位置しています。そのぶん選ぶには勇気がいるかもしれません。ですが、自分に合う用途・リスク許容度を明確にしておけば、十分に検討対象になり得る選択肢です。

製品のラインナップはAmazonで確認でき、T1シリーズ・S1ノート・K3ファンレスモデルなど、さまざまなタイプが揃っています。購入を検討する際は、スペック表とレビューを見比べながら、自分に最も適した1台を見つけてみてください。

Yuzu

ここまでの機能が必要ない方には安いミニPCの記事が参考になるかも?
良ければご覧ください。

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この記事を書いた人

デスクのカスタマイズを推し進める20代後半の会社員。
家の造作デスクへ穴を空け、モニターアームを設置してテレワーク環境を構築。そこから小さいデスクの可能性を追求するように。

デスクトップにM2MacMiniと自作のWindowsミニPC。
持ち運びにはMacBookPro。
キーボードはHHKBType-SとMXMechanicalMini、MXKeysMiniを日替わりで使用。マウスはMXMaster3sがお気に入り。
デスクの可能性を広げる様々な取り組みやガジェットを当ブログで紹介しています。

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