このブログは小さなデスク周り特化のガジェットブログ。
小さなデスクでできることがテーマです。
そのため、最近はスペースを広く使えるミニPCをテーマに記事を書いていました。
しかし…ミニPCはやはりゲームするには限界があります。
サイズにしては良いCPUを採用しているミニPCも最近増えてはいますが、重たい作業はやっぱり難しい。
それもそのはず、熱源となるCPUが中心にまとまっているから、いくらファンを使って冷やそうにも冷えにくいのです。
だったら、ある程度スペースがある小型のPCがあれば無敵??
よし自作しよう
と思い立って小さなPCを自作PCすることを決意しました!
今回はその経過をご説明します。
今回組んだPCの内容について
パーツ内訳
早速ですが今回組んだPCパーツの内訳です。
Amazonのセールを利用していますが、すべての製品が最安値というわけではありません。
以下の構成でおよそ178,000円となっています。
- CPU: AMD Ryzen 5 8500G with Wraith Stealth Cooler(約25,000円)
コストパフォーマンスの良いCPU(APU)で、一般的な用途からゲームまで幅広く対応。
ソケットがAM5のAMD製CPUでは一番安いと思います。 - GPU: MSI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC(約45,000円)
最新世代のGPUを搭載し、コンパクトながら高いパフォーマンスを発揮。 - メモリ: Crucial PRO デスクトップ用メモリ 16GB×2 DDR5-5600(約13,000円)
DDR5メモリを選択し、高速かつ安定したパフォーマンスを確保しました。 - ストレージ: Kingston NV3 NVMe PCIe 4.0 SSD 1TB(約9,000円)
充分な容量とスピードを兼ね備えたストレージで、システムの起動やアプリケーションのロードも快適です。 - マザーボード: ASRock B650I Lightning WiFi(約32,000円)
Mini-ITXケースに最適な小型マザーボードで、最新の規格やWiFi機能も搭載。
正直Mini-ITXは割高感がありますがTerraのためやむなし。 - 電源ユニット: 玄人志向 80Plus Gold 600W SFX電源ユニット(約13,000円)
高効率で信頼性の高いSFX電源を選択し、小型ケース内のスペースを有効活用。
静音性では疑問の声もあったが果たして? - PCケース: Fractal Design Terra Jade(約32,000円)
小型ながらもエアフローやパーツ互換性に優れたデザインが特徴。 - OS: Windows 11 Pro DSPライセンス(約9,000円)
最新のOSを導入。Homeでもよかったものの機能をフル活用したいためにPro。
しばらくこのマザーボードで戦えると踏んで転用できないDSPライセンスに。
モニターはDellの2723QX。
リフレッシュレートは60Hzまでしか対応していないので、そのうち買い替えようと思います。
スペック的にはどれくらい?
ライト~ミドルクラスのゲームは可能といったところです。
FF14のベンチマークを試してみましたが、4K最高品質でなければ快適にプレイできそうです。
インフィニティ・ニキもやってみましたが、スペックがそこまで必要のないゲームなら最高品質でも問題なさそうです。
この辺は適宜試してみようと思います。
なお、上記のようなゲーム中のCPUの温度も40度~50度程度と安定しています。
簡易水冷やケースファンも何もつけていませんが、通気性についてはしっかりと考えられているようです。
個人的には結構静かだと思いますが、人によってはファンの音が気になるかもしれません。
構成のポイント
何よりもデザインに惚れてFlactal DesignのTerra(Jade)を選びました。
そのため(無駄に)ケース代が高いです。
しかもそのケースがMini-ITX規格のマザーボードにしか対応していないので、マザボも必然的に値が張ります。
また、ある程度の将来性も考えて、マザボのソケットをAM5にし、CPUはAM5の中でも最安のRyzen 5 8500Gにしました。
GPU内蔵型ですが、なぜかこのCPUが一番安かったです。
ゲームはとりあえず大体は動くRTX4060をチョイス。
ケースファンをつける部分は限られるし、簡易水冷を入れるスペースも怪しいので、ひとまず冷却系はCPU付属のクーラーで頑張ってみてから考えます。
まとめると、Terraを使う前提である程度安く、かつ今後も使い続けられるようにした構成になっています!
自作ミニPCを選んだ経緯
そもそもなんでTerraで自作しようと思ったの?
自作PCが大型だったのは今や過去の話。
私も過去にPCを自作したことがありますが、巨大な箱にパーツを入れていくイメージでした。
そんな状態から何となく最近のPCケースを見ていたらデザインに優れたケースが出てきました。
それがFractal Design(フラクタルデザイン)のNorth(ノース)というケース。
PCケースに木材が使われている…(ただそれだけなのに)まさに未知との遭遇、青天の霹靂。
今までいかにもメカメカしかったり、LEDでビカビカ光るというイメージだった(失礼)PCケースのイメージを大きく覆されたのでした。
(よしNorth買おう)
小さなデスクの宿命
デザインにひとめぼれした私は早速Amazonのセールでお支払いの準備を始めます。
BTOも検討しましたが、構成に満足いかずに自作へ。
NorthはMDL.makeで取り扱いがあるみたい!
そう、恋は盲目です。PCケースに2万なんて通常なら絶対買わない私ですが、この時ばかりは違ったのです。
Northと複数のPCパーツを購入し、ワクワクしながらNorthのページを見返していると、
そこには奥行き44.7cmの文字が。
…入らへんやないかい
そうです。私のDeskは奥行き45㎝。ケーブルの接続も考えるとNorthは見事にサイズオーバーなのでした。
その事実を知った私は急いでAmazonの購入品をキャンセルしまくるのでした。
新たなケースとの出会い
Northをあきらめ、省スペースデスクにはMacMiniしか無理か...と意気消沈していた私。
MacMiniはいいPCだよ!
Northのような木材を使用したナチュラル系PCケースをあさり続けていました。
でも小さいデスクでPCゲームは無理か…と思っていたその矢先、ついに発見したのです。
それがNorthと同じFractal Designから出ていたTerra(テラ)!
奥行き34.3ⅽm!それでいて全面には木材の切り替えがあってシブい!
しかしこちらもBTOで取り扱っているメーカーは少ない&高いということで…
よし自作だ
3万円を超える金額も気にせず、急いで購入するのでした…
Terraの特徴
Mini-ITXケースの中でも、Fractal Design Terraは特にコンパクトなサイズながら、大型のグラフィックボード(最大322mm)や高性能パーツに対応可能です。
通常、小型ケースではグラフィックボードや電源の選択肢が制限されがちですが、このケースはサンドイッチ構造という形を採用しています。
マザーボードとグラフィックボード、電源などが中央を背にして挟み込む形のため、大型のパーツが入れやすく、配線整理も簡単です。
大型のATXケースと比べてMini-ITXは組み込みの難易度が高いことが難点ですが、Terraはそこまで難しくないので初心者の方も手を出せる範囲だと思います。
実際に過去数えるほどしかPCを自作していない私(すべてATX)でも出来ました!!
Terra自作時の流れは?
非常にざっくりとした流れをご説明します。
まずはちゃんとパーツがそろっているか確認します。
Mini-ITXなのでマザーボードへまずはCPUを取り付けます。
16GBメモリを2枚スロットへ取り付けます。
M.2SSDを取り付けます。ヒートシンクがついているので、忘れずにシールもはがしてねじ止めします。
今回はCPUに付属していたクーラーを取り付けます。
Terraにマザーボードを取り付けます。
IOパネルの向きに気をつけながらねじ止めします。
電源ユニットをねじ止めします。
狭いので配線を通すのは少し苦労します。
グラボを取り付けます。
RTX4060くらいなら余裕で入ります。
グラボへの配線も確認したらひとまず組み込みは完成です!
かなりざっくりとした流れですが…
この後、BIOS設定からUSB経由でWindowsのインストールを行い、無事終了です。
ざっくり過ぎるので余裕ができたら追記します…
まとめ
以上、自作ミニPCという道についてお伝えしました。
小型PCの自作は難易度が高いと勝手に思っていましたが、ケース次第ではそんなに難しくありません。
Mini-ITXのPCケースはデザインにもこだわったものが多いので、デスク周りをおしゃれにしたい人にはおすすめです。
もちろん、MacもいいですがゲームもできるWindowsの小さなゲーミングPCをお探しの方は、自作も候補に入れてみたはいかがでしょうか?
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
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