iPadでWordが使いにくい？行間・無料制限・できないことを徹底解説！代替アプリも紹介

iPadでWordを開いたとき、「なんか思っていたのと違う」と感じたことはありませんか？

たしかに見た目は同じ。でもいざ文章を打ち始めると、行間が思ったように詰まらなかったり、無料だと思っていたのに編集できなかったり…。意外と細かいところでストレスを感じる人は多いようです。

実際、PCのように「思い通りに」Wordを操作するのは、iPadではなかなか難しいのが現状です。しかもその原因は、単なる慣れや操作ミスではなく、iPad版Word自体に備わっていない機能や制限によるものだったりします。

この記事では、iPadでWordがなぜ使いにくいのかを丁寧に解説しながら、代わりに使えるアプリや、有料プランを導入する価値があるかどうかまで、実体験に基づいて考察していきます。

iPadでWordが「なんか変」と感じたことのある人こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

iPad版Wordが「使いにくい」と感じる主な理由

無料だと編集できない？iPad版Wordの料金体系

iPadでWordを使おうとして、まずつまずくのが「無料で開けるのに編集できない」という現象です。

実はMicrosoft 365のポリシーにより、画面サイズが10.1インチを超えるiPadでは、無料での編集が制限されるようになっています。

つまり、11インチiPad ProやiPad Airなどでは、編集機能を使うにはMicrosoft 365のサブスクリプション契約が必要です！

Office365の料金は月額900円〜（個人プラン）

「無料だと思っていたのに！」と感じやすい落とし穴です。

つまり、11インチiPad ProやiPad Airなどでは、編集機能を使うにはMicrosoft 365のサブスクリプション契約が必須になります。

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行間が狭くならない？iPad版特有の設定制限

「行間を詰めたいのに、なぜか広いままになってしまう」という声も多く見られます。

実際、iPad版Wordでは行間を「1未満」に設定できない仕様となっており、「1行」より詰めた設定が必要なレイアウト（論文や資料）には不向きです。

行間を0.8や0.9に設定することは不可能

また、設定画面もPC版と異なり、微調整がしづらいため、行間が妙に広い・狭くできないといった不満が生まれやすくなっています。

できないことが多すぎる？PC版との違い

たとえMicrosoft 365を契約していても、iPad版のWordには一部の機能がそもそも存在しません。

• スタイルの詳細編集
• セクション区切りの挿入
• 複雑な表や段組み設定
• マクロの使用やVBA連携

また、キーボード操作やトラックパッドによる微調整など、PCならではの操作性もiPadでは十分に発揮されません。結果的に、一つひとつの作業が思ったより遅く感じることになります。

デバイス性能の違い以上に、UIの設計思想が異なることが混乱の原因になっている様子。

代替アプリ・解決策：iPadで快適に文書作成するには？

Apple純正「Pages」の意外な実力

Wordが使いにくいと感じたとき、まず試してみたいのがApple純正の「Pages」です。

見た目はシンプルですが、テンプレートの豊富さや直感的な操作性はWord以上という声も少なくありません。

行間・文字間・余白などの微調整がiPadでもスムーズに行える！

しかも完全無料で広告もなし。

Apple IDがあればすぐ使え、iCloud連携によってファイル共有もシームレスです。Wordとの互換性もあり、.docx形式での書き出しも可能です。

Wordと違い、画面サイズに関係なくすべての機能が無料で使えます

Googleドキュメントや他の無料アプリを活用する

Googleアカウントを持っていれば、Googleドキュメントという選択肢もあります。ブラウザベースで動作するため、インストール不要で、SafariやChromeからすぐに使用可能です。

• リアルタイム共同編集
• 自動保存
• クラウド上でファイル管理

オフラインでは使いにくいというデメリットはあるものの、とにかく手軽に始められるという点で、多くのiPadユーザーにとって実用的です。

Word互換の高い「WPS Office」なども検討候補に。
iPadにも完全対応しています。

どうしてもWordを使いたいなら？課金前提での対策

それでも「やはりWordで作成・編集したい」という人にとっては、Microsoft 365の契約が前提になります。

個人プランの月額は約900円で、WordだけでなくExcelやPowerPoint、Outlookも利用可能。複数端末でも使用できるため、PCとの併用にも向いています。

iPadでもPCと同じMicrosoftアカウントでログイン可能。ファイルの同期も可能です。

さらに、外部キーボードやマウス・トラックパッドを併用することで、操作性をPCに近づけることもできます。Smart KeyboardやMagic Keyboardを使えば、Wordの使い心地もかなり向上します。

Wordが使いにくいときの“あるある”とその対処法

ファイルが開かない・保存できないとき

ファイルを開いたはずなのに中身が表示されない、編集しようとすると「読み取り専用」と出てくる…。このようなトラブルの多くはOneDriveの接続不良や、Microsoftアカウントの認証エラーに起因しています。

ネット接続が不安定な環境では、クラウドとの同期が失敗しやすい

一度ログアウトしてから再ログインしたり、iCloudに保存し直すことで改善することもあります。また、ファイル形式が古い（.docなど）とレイアウトが崩れやすいため、.docx形式に変換してから作業するのがおすすめです。

文字入力やスクロールがもたつくとき

文書が重くなってくると、iPadでの操作がカクついたり、キーボード入力が遅延するケースがあります。これはWord自体の処理負荷の問題だけでなく、iPadのスペックや空き容量の影響も受けやすいです。

特に複数ページ・画像付き・表の多い文書では顕著

不要なアプリを閉じる、iPadを再起動するなどの簡易対策に加え、ファイルを分割して作業することでも動作は安定します。

複数端末で編集できない・ファイルが同期しない

PCで編集したファイルをiPadで開いたときに「内容が反映されていない」「なぜか旧バージョンになっている」といった現象も報告されています。

この場合は保存先のOneDriveやiCloudの同期タイミングが原因であることが多く、編集後すぐに切り替えると反映前のデータが表示されることも。

意図せず古いファイルを上書き保存してしまうリスクも

対策としては、端末間で編集を切り替える前に保存を明示的に行い、同期状況を確認すること。オフライン作業中に更新をかけてしまうと、競合が発生することもあります。

まとめ：iPadでWordを使うか、他を選ぶか

iPadでWordを使うと、「ちょっとした文書なのに思い通りにいかない」と感じる場面は少なくありません。特に行間の設定、ファイルの保存や同期、そして無料利用の制限は、初心者にとって大きなストレス要因となり得ます。

無料で使えると思っていたのに編集できない、というギャップはとくに大きい

一方で、PagesやGoogleドキュメントなど、iPadとの相性がよく無料でもしっかり使えるアプリは複数存在します。「Wordじゃなきゃダメ」という理由が特になければ、別の選択肢に切り替えるのが賢明です。

それでも業務や学校でどうしてもWordが必要な人は、Microsoft 365の契約を前提に、キーボードなどのハード面も整えることで、ある程度は快適な使用感を得ることができます。

ただ、Wordで苦しむより、目的に合わせたアプリを選んだ方が、結果的に生産性は上がります。反対にWordを使用する前提ならば、iOS・MacよりもWindowsを買ったほうが幸せになれます。

それでもiPadだけで頑張りたいというのもそれはそれで良いと思います。覚悟をした上で目的に合ったものを買うようにしましょう！