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iPadPro11インチ(第1世代)は現役でまだ使える!?第4世代や第5世代と比較してみた

みなさん、iPad Pro使ってますか?

私はいまだにiPad Pro11インチ(第1世代)を使用しています。

2018年の秋に発売された第1世代のiPad Pro11インチ。発売から時間が経過していますが、まだスペック的にも戦える性能を持っています。

ですが、使う用途を間違えると「やっぱり最新モデルの方が良かったなぁ…」となってしまう恐れも!

今回は、第一世代iPad Proの持つ特長とそのスペックが2024年現在でどうなのか、最新モデルとの比較を交えつつ掘り下げたいと思います!

なお、第2世代や第3世代はあまり変わり映えしないため、今回の比較からは割愛していますのでご了承ください。

Yuzu

第1世代iPadPro11インチは環境を選べば、まだまだ戦えるスペックを持っています!

以下、分かりやすいように次のとおり記載します!
iPadPro11インチ(第1世代)→第1世代
iPadPro11インチ(第4世代)→第4世代
iPadPro11インチ(第5世代)→第5世代

目次

結論:こんな人は第1世代で十分です

以下の方は十分第1世代で満足できます。

第1世代iPadPro(11インチ)で十分な方
  • 軽い動画編集をしたい
  • Apple Pencilを使ってイラストやクリエイティブ作成をしたい
  • DTM(デスクトップミュージック)を手軽にしたい(GarageBandで内蔵音源のみ)
  • 写真編集をしたい
  • 文書作成や表計算もしたい
  • 動画や音楽を楽しみたい

反対に以下の方は第4世代以降のモデルを買う方が幸せになれます。

なるべく新しいiPadProがおススメの方
  • 長時間や4K動画の作成
  • 本格的なDTM(LogicPro使用など)
  • 大量の写真編集
  • 性能が要求されるゲーム
  • 複数のモニターへの接続
  • 1台を長く使いたい
  • 同時並行で複数の作業をiPad上でしたい

…と色々挙げましたが実は第1世代、十分何でもできます。

私自身、第1世代をずっと使っていますが、これと言った不自由を感じたことはありません。

まあ、ゲームもしないし、ガッツリと動画編集をiPad Proですることがないのは事実です。

ですが普通に写真や動画の編集をするくらいなら、ストレスを感じることはありません!

Yuzu

スペックが要求される作業はデスクトップPCでじっくりやる派!
…であれば第1世代で十分です。

iPad Pro 11インチ第1世代と第4世代、第5世代のスペック比較

スペック一覧

公式サイトで詳しい比較はできるので、ここでは一部のみ書き出しています。

機能第1世代(2018)第4世代(2022)第5世代(2024)
プロセッサA12X Bionic(8コアCPU,7コアGPU)Apple M2チップ(8コアCPU,10コアGPU)Apple M4チップ(10コアCPU、16コアNeural Engine)
ストレージ64GB, 256GB, 512GB, 1TB128GB, 256GB, 512GB, 1TB, 2TB256GB, 512GB, 1TB, 2TB
RAM4GB RAM (1TBモデルは6GB RAM)8GB RAM (128GB, 256GB, 512GBモデル), 16GB RAM (1TB, 2TBモデル)8GB RAM (256GB, 512GBモデル), 16GB RAM (1TB, 2TBモデル)
ディスプレイLiquid Retinaディスプレイ、ProMotionテクノロジー、120HzリフレッシュレートLiquid Retinaディスプレイ、ProMotionテクノロジー、120HzリフレッシュレートOLEDディスプレイ、ProMotionテクノロジー、120Hzリフレッシュレート
ディスプレイ解像度2388 x 1668ピクセル2388 x 1668ピクセル2,420 x 1,668ピクセル
カメラ12MP広角カメラ、7MPフロントカメラ12MP広角カメラ、10MP超広角カメラ、12MP超広角フロントカメラ、4Kビデオ、ProRes12MP広角カメラ、LiDARスキャナー、12MP超広角フロントカメラ
Face ID / Touch IDFace IDFace IDFace ID
オーディオ4スピーカー、5マイク4スピーカー、5マイク(スタジオ品質)4スピーカー、5スタジオ品質マイク
コネクティビティWi-FiモデルとWi-Fi + CellularモデルWi-Fi 6、Wi-FiモデルとWi-Fi + CellularモデルWi-Fi 6E、5G、Wi-Fi + Cellularモデル(eSIM対応)
ポートUSB-CUSB-C / Thunderbolt / USB 4ポートUSB-C / Thunderbolt 3 / USB 4ポート
重量468g (Wi-Fiモデル)466g (Wi-Fiモデル)444 g (Wi-Fiモデル)
バッテリー約10時間のウェブ利用またはビデオ視聴約10時間のウェブ利用またはビデオ視聴約10時間のウェブ利用またはビデオ視聴
価格中古価格約5万円〜中古価格約9万円~中古価格約15万円〜

主な違いは?

  • プロセッサ
    プロセッサは、第1世代がA12XBionicなのに対し、第4世代がAppleM2第5世代がAppleM4です。
    Appleシリコンになって、大幅にGPU性能が向上、これによりエフェクトやレンダリングの処理時間が短縮されます。
  • RAM
    第1世代が4GB(一部6GB)なのに対し、第4世代以降は8GB(一部16GB)のRAM構成です。
    一般的にRAMが多いほど、同時並行における作業効率が高くなります。
Yuzu

デスクの広さによく例えられるね!

  • ディスプレイ
    第1世代と第4世代はほぼ変わらず、第5世代になって有機ELディスプレイの採用により、輝度が上がり明るくなっています。画面が切り替わる速さを表すリフレッシュレートは全モデルで120Hzです。
  • ストレージ
    一般的に新しいモデルになるにつれて、大容量化が図られています。
    ストレージの量によりRAMの容量が異なる点は要注意です。
  • カメラ
    第1世代は1200万画素の外カメラ1つと700万画素フロントカメラが1つ第4世代は外カメラ2つ(1200万画素広角・1000万画素超広角)に1200万画素フロントカメラ1つ第5世代は1200万画素広角外カメラに1200万画素フロントカメラという構成です。
Yuzu

実は第4→第5世代でカメラの数が減っています!

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iPad Pro 11インチ第一世代が優れている点とは?

Apple Pencil(第二世代)が使える!

Apple Pencilには第一世代と第二世代の他、最近、ApplePencilProという最新モデルが登場しました。

ですが、第2世代以外は充電にケーブルが必要であったりと、デザイン・性能ともに第2世代が一番バランスがいいです

充電方法もiPad Pro本体にマグネットでくっつけるだけでスマートです。

スマートキーボードフォリオに対応!

Smart Keyboard Folio 引用:https://www.apple.com/jp/

iPadを持ち運べるキーボード付きのケース「スマートキーボードフォリオ」。

私も実際に使っていますが、非常に使い心地がいいです!

収納時のミニマルさとキーボードの静音性が相まって、ビジネスからプライベートまで使用できます。

第1世代から第4世代まではこのスマートキーボードフォリオに対応しているのですが、なんと最新の第5世代からは対応しなくなりました。

マジックキーボードには対応しているのですが、このマジックキーボードはタッチパッドがついているものの重いし隙間にゴミがたまるしであまり評判がよくありません。

丈夫さから言ってもスマートキーボードフォリオの方が断然いいです。

Yuzu

僕が実際に使って良かったおすすめのアクセサリ類は次の記事にまとめています。

画面がキレイ!最新モデルと同じリフレッシュレート

ProMotionテクノロジーにより、滑らかな映像を楽しめます。

具体的には、最大で120Hzのリフレッシュレートを実現しています。

そしてこの性能は第4世代第5世代でも変わりません。

また、画面の解像度、輝度も第4世代までは全く一緒です。

Yuzu

第5世代から画面の輝度が上がっています。

映像に関して言えば、第1世代第4世代も(第5世代もほとんど)何も変わらないのです。

モバイルモニターとしても最適!

画面の綺麗さを活かしてサブモニターとしても活用できます!
iPadOS17からゲームも可能なモバイルモニターとして使えるように!

Yuzu

iPadをアームで宙に浮かせたい方は以下の記事を参考に!

十分に高性能なCPU

第一世代のiPad Pro11インチは、A12X Bionicというプロセッサを搭載しています。

2018年当時のCPUにしては、かなり高性能なものを搭載していると話題にもなりました。

最新モデルに比べると差はありますが、日常使用では正直何も不自由がありません。

Apple Pencilを使った作業などでも普通にストレスなく動きますし、(あまりやりませんが)少々であれば4K動画編集もいけます。

(あまりエフェクト多用した動画や長時間のものは難しいですが・・・)

言い換えると、性能差が直結する動画のエンコードや高画質のゲーム以外は全部できます

2024年現在もiOSのアップデート対象になっている

Appleのデバイスは数年経つとOSのアップデート対象から外れてしまいます。

こうなるとセキュリティ的にも不安ですし、今後の新機能を使うこともできなくなります。

他のデバイスとの連携も徐々にできなくなっていきます。

ですが、第一世代のiPad Pro11インチは今なおiOSのアップデート対象(2024年6月時点)です。

まだこの機種より古いものも対象になっており、巷では発売から10年間程度はサポートが続くと言われています。

となると…2028年なのであと4年は戦える!?

あくまで推測ですが、あと4年戦えれば十分ではないでしょうか?

何より安い!

もう一番大事かもしれません。

何より中古価格がめちゃくちゃ安いんです。

ストレージ256GBでも5万円〜7万円くらいから購入できてしまいます。

iPadはSDカード等でストレージの拡張をしづらいため、内蔵ストレージの容量はかなり大事です。

iCloudを使うにしても、内蔵ストレージと同じ速さは期待できないので、第四世代のiPad Proでもストレージが少ないモデルはかなり使い勝手が悪いです。

しかも、第4世代第5世代の性能は、ゲームデータや高画質な動画等、大容量のファイルを使って初めて恩恵が得られるものです。

このため、ストレージが少ない最新モデルよりも多めの第1世代を買う方が正直なところ使い勝手はいいです。

反対に第1世代が第4世代、第5世代に劣っている点は?

CPU・GPU

プロセッサの性能は、基本的な処理性能やグラフィックス性能は新しいモデルになるほど向上しています。

具体的には、各種アプリの起動速度を含めた動作速度に影響があります。

また、動画の作成に伴うエンコード処理、リアルタイムでのプレビュー描画のスピードなどはGPU性能によるところなので、こちらも最新モデルの方が上回っています。

例えば、デジタル一眼で撮影した画像や動画を編集したり、最新のゲームをプレイする予定がある方は、迷わず第4世代第5世代を買いましょう。

RAM

RAMの容量も第1世代では4GB(一部6GB)なのに対して、第4世代第5世代では8GB(一部16GB)です。

一般的に何枚もレイヤーを重ねたイラストを作成したり、長時間・エフェクト等の素材を多用した動画を作成したり、複数の処理を同時並行させる際に多くのRAMが必要になります。

Logic Proでたくさんの音源を立ち上げながら作業をする場合にもRAM容量が重要になります。

前述のようなことをする予定があるのであれば第4世代第5世代を買いましょう。

フロントカメラを使用したWeb会議、配信

フロントカメラの性能は、世代ごとに変わっています。

第1世代は700万画素第4世代は1200万画素第5世代も1200万画素です。

第1世代第4世代は画面縦向きにカメラがあるのに対して、第5世代は横向きにしたときの上部中央にカメラがあります。

また、第4世代第5世代は顔が画面中央に来るように自動調整される「センターフレーム」に対応しています。

高画質で配信やWeb会議をしたい方は第4世代第5世代を選ぶのがいいでしょう。

逆に、こだわりがなければ第1世代で大丈夫です。

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まとめ


第1世代iPad Pro 11インチは、そのコストパフォーマンス、クリエイティブな作業への適応性、持ち運びやすさ、そして長期間のソフトウェアサポートにより、今日でも非常に魅力的な選択肢です。

一部性能はどうしても最新モデルには劣りますが、そこまで気になるものではありません。

予算に限りがあるけれども高性能なタブレットを求める方にとって、iPad Pro 11インチ(第1世代)は理想的な選択です!

ぜひ一度手に取ってみてください!

おまけ:IoT家電のリモコンとしても活用できる!

SwitchBotなどを活用することでiPadを家全体の家電制御用リモコンにすることもできます!

スマートフォンでもできるのですが、子どもやお年寄りが操作するためのデバイスとしては画面が大きいiPadの方がいいです!

リビングに1台iPad Proがあれば年でもできる環境が整います。

iPhoneと同じショートカット設定もできるのでおススメです。詳しくは以下の記事をお読みください!

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この記事を書いた人

デスクのカスタマイズを推し進めてます。
家の造作デスクへ素人ながら穴を空け、グロメット式モニターアームを設置して無理やりテレワーク環境を構築。
そこから小さいデスクの可能性を追求するように。
Apple製品・Logicool製品大好き。

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