
HHKBはやめとけ?気になるけど迷ってる人に伝えたい真実

キーボード好きやプログラマーの間で「一度使うと手放せない」と評判のHHKB(Happy Hacking Keyboard)。
シンプルでミニマルなデザイン、打鍵感の良さ、独自のキー配列…。その魅力に惹かれて「自分も欲しい!」と思った人も多いはず。
ちなみに私もHybrid Type-Sの白色を使っています。この記事もこれで制作しています。

しかし一方で、ネットでは「HHKBはやめとけ」「買って後悔した」という声も少なくありません。

高いだけで使いづらいって意見もあるし、自分に合うか心配…
確かに気持ちはよくわかる。
この記事では、HHKBが「やめとけ」と言われる理由を正直に解説しつつ、それでも選ぶ価値がある人の特徴、後悔しないためのチェックポイントも紹介します。
迷っている方の判断材料になれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。
HHKBが「やめとけ」と言われる理由


HHKBは確かに魅力的なキーボードですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。
ここでは、実際にHybrid Type-Sを使用している筆者の視点から「やめとけ」と言われる理由を解説します。
価格が高すぎる
HHKBは3万円台〜と、一般的なキーボードの数倍の価格。Type-Sモデルや英語配列になるとさらに高額です。



最初は正直「キーボードにこの値段!?」って思いました。
本格的に使いこなせば元は取れるかもしれませんが、「ちょっといいものを…」くらいの感覚で買うと後悔します。
配列に癖がありすぎる


HHKBは独自のキー配列が特徴で、矢印キーやFキーが省略されています。
慣れないうちは、以下のような操作に苦戦します。
- Fnキーを多用する必要がある
- Ctrlキーの位置が独特(ただし慣れると便利)
- 英語配列は記号入力がやや難解



最初はBackspaceの場所すら見失ってました…慣れるまで2週間はかかりました。
小指をタイピングの際にあまり使わない方はHHKBのキー配列に慣れるのに時間がかかります。



小指が使えるようになれば世界が開ける感じになりますよ♪
打鍵音が静かとは限らない
Type-Sは静音モデルとはいえ、静かとは言い切れない打鍵音が出ます。とくに夜間やリモート会議中など、環境によっては気になるかも。
静電容量無接点方式特有の「コトコト」音が好きな人もいますが、
- 図書館や共有スペースでは浮く
- マイクが拾ってしまう
といった面もあります。
重量があり持ち運びには不向き
HHKBは小型ながら意外とずっしりとした重量があります(約530g前後)。
私も一度カフェに持ち出しましたが、



荷物に対して「これだけ重いのか…」とちょっと後悔しました。
外出先での使用を考えている人は、軽量モデルや別のモバイルキーボードを検討したほうがいいかもしれません。
ですが、このキーボードになれると本当に他のキーボードが使えなくなります。
そういう意味では、やめとくほうがいいのかもしれません…。
メンテやカスタムの自由度が低い
HHKBは構造上、キーキャップ交換やスイッチ交換が難しいキーボードです。
- メカニカルのようなカスタム性は期待できない
- キー配置変更はソフトウェア依存
カスタマイズを楽しみたい人には少し物足りなさがあるかもしれません。
それでもHHKBを選ぶべき人とは?
ここまでデメリットを正直に紹介してきましたが、それでもHHKBには価格以上の価値を感じるユーザーが多いのも事実。
実際にHybrid Type-Sを使って感じた、「こういう人には本当におすすめしたい!」というポイントをまとめました。
長時間タイピングする人
HHKBは静電容量無接点方式による圧倒的な軽さと反応の良さが魅力。手への負担が少なく、長時間のタイピングでも疲れにくいです。



打ってて気持ちいい。指が自然に吸い付く感じがクセになります。
ライター、プログラマー、ブロガーなど、日常的に大量の文字を打つ人にはぴったりです。
キー配列にこだわりがある人
HHKBの独自配列(とくに英語配列)は、慣れるととても合理的。ホームポジションから手を大きく動かさず、スムーズにショートカット操作ができます。
もちろんなれるまでには時間がかかりますが、手や指の移動が最小限でいいので、結構疲れにくいです。



個人的には、もし買うのであれば絶対無刻印をお勧めします!
デザイン・質感に妥協したくない人
HHKBは見た目も非常にミニマルで、質感も高級感があり所有欲を満たしてくれます。
- デスク上をスタイリッシュに保ちたい
- 黒・白のシンプルな配色が好み
- 余計な装飾のない無骨な美しさが好き
こうした「モノとしての魅力」を重視する人には、他に代えがたい存在です。
作業効率を本気で高めたい人
快適な打鍵感・コンパクトなレイアウト・長時間使用に適した疲れにくさ…。これらが合わさることで、集中力や作業効率が本当に変わります。



道具として“本気で作業するためのギア”って感じ
仕事の相棒として、毎日向き合う価値のあるキーボード。それがHHKBです。
買って後悔しないためのチェックポイント


HHKBは安い買い物ではありません。だからこそ、購入前に確認しておきたいポイントをしっかり押さえておくことが大切です。
配列(日本語/英語)の違いを理解しておく
HHKBには「日本語配列」と「英語配列」があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、選び方を間違えると使いにくくて後悔します。
- 英語配列は記号配置が特殊(特に初心者にはハードル高め)
- 日本語配列は切り替え不要で慣れやすいが、見た目はやや情報量が多い



最初に「見た目」で英語配列を選んだけど記号入力でつまずきました…
実機を試す or 試用レビューを徹底チェック
可能であれば、家電量販店や展示会で実際に打鍵感を試すのがおすすめです。
難しい場合は、YouTubeやレビュー記事で打鍵音や使用感を細かく確認しましょう。
私も購入前に動画レビューを5本以上見て、納得(覚悟?)した上で購入を決めました。
Bluetoothか有線か、自分の環境に合っているか
HybridモデルにはBluetooth接続機能がありますが、
- 無線接続の安定性を重視する人にはやや不向き
- OSやデバイスによっては接続トラブルの可能性あり
常に安定した接続を求める場合は有線接続を前提に考えるのが無難です。
とはいえ、無線はいまだにトラブルはありません。
自分にとっての「価値」を明確にする
最後に大事なのは、「自分はなぜHHKBを選ぶのか?」という目的意識です。



毎日触る道具にこだわるのは、QOL(生活の質)を上げるための自己投資だと思っています。
単なるスペック比較では語れない「使っていて気持ちいい」「集中できる」といった感覚が、HHKBの最大の価値かもしれません。
何かを始める時に格好から入る人にはお勧めできます。
まとめ:HHKBはやめとけ?それとも本気で向き合うべき道具?


この記事では、HHKBが「やめとけ」と言われる理由を正直に紹介しつつ、それでも選ぶ価値のある人や後悔しない選び方について解説しました。
- 価格や配列など、万人向けではない
- 打鍵感・設計思想は唯一無二
- 長時間使う人・道具にこだわる人には圧倒的に刺さる



“やめとけ”は「よく考えずに買うな」って意味かも。使いこなせばめちゃくちゃ快適!
本記事がHHKB購入に迷っている方の参考になれば幸いです。